今回は「アノニマス」をはじめとする世界各地に存在する「ハクティビズム」について紹介していきます!似た意味の単語であるサイバーテロリズム との違いも把握していきましょう。
ハクティビズムとは
ハクティビズム(hacktivism)とは、自らで行動していく思想を持つ積極的行動主義(アクティビズム)とセキュリティやロックを意図的に解除してコンピュータの内部へ潜り込むハックを組み合わせた言葉で、ハッキングを利用して政治的、社会的主張を行う集団です。
ハクティビズムの戦略では前回紹介したSQLインジェクションをはじめとした様々な脆弱性をついたサイバー攻撃を用いて目的を達成しようと行動しています。

なんとなくわかる「SQLインジェクション」
SQLインジェクションは意図的にアプリケーションなどの入力欄にSQLを書くことでデータベースからの情報漏洩やデータの変更・削除を行うサイバー攻撃です。この攻撃は被害が大きくなりやすい攻撃なので対策が必須です。
ハクティビズムには私たちが名前を聞いたことがあるハッカー集団「アノニマス」をはじめとし世界に数多く存在している。
サイバーテロとの違い
サイバーテロはハクティビズムと似たような意味を持ち、
サイバーテロリズムの意味は個人や企業、政府に対してネットワークを通じて組織に侵入(サイバー攻撃)して相手の不利益や自分の利益になるような行動を指します。
ハクティビズムとサイバーテロのこの二つの言葉の意味の違いとしては、ハクティビズムは政治的目的達成のための集団であるのに対して、サイバーテロリズムはハクティビズムを含むあらゆる人が行うサイバー攻撃であるという違いが存在します。
なのでお金儲けや自己満足のためのサイバー攻撃はハクティビズムではなくサイバーテロリズムに分類される。
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