彼女を忘れない 越谷オサム「陽だまりの彼女」

今回は、実写映画化もされた越谷オサムさんの恋愛小説「陽だまりの彼女」を紹介します。

登場人物

奥田浩介(奥田浩介)

この小説の主人公。交通広告代理店の営業をしている新米営業マン。上司に連れられて向かった営業先で渡来真緒と再開する。真緒とは中学生のときの幼なじみであり、真緒がクラスから虐められているのを助けたのを機に「キレるとやばい奴」という目で周りから見られるようになった。その出来事の影響で真緒と今までよりももっと仲良くなるが中学3年の夏に転校し、真緒とは離れ離れになる。

渡来真緒(わたらいまお)

準大手ランジェリーメーカー「ララ・オロール」でメーカーの広報をしている。真緒は中学の時にいじめを受けており「学年有数のバカ」と呼ばれていた。「真緒が裸で街を歩いていた」「両親は本当の親ではない」という噂も相まっていじめが過激になってきたところを浩介に助けられた。浩介の転校後もいじめは起きていたが必死に勉強をして虐めていた人たちを見返して憧れていた「ララ・オロール」に入社する。

あらすじ

浩介と真緒は、10年ぶりに営業と広報の打ち合わせで再会する。浩介は真緒と再会してデートを繰り返していく中で中学の頃に真緒のことが好きだったこと、そして今も真緒のことが好きだと気づく。その後、二人は付き合い始め順調に進んでいたように思えたのだが、真緒の家に挨拶にいくと真緒の父から「真緒と付き合うのはもう少し考えてからでもいいのでは」と告げられる。そして真緒が「全生活史健忘」であると話し、生まれてから養父が保護した12年前の5月2日までの記憶がないことを告げられる。浩介はその告白にショックを受けるもそれでもなお真緒が好きということはわからずこれからもそばにいると決意する。

交際を認めない父を振り切るために二人は駆け落ちをして1ヶ月後に結婚し同棲を始める。同棲の中で真緒の言葉や行動から浩介は真緒の異変に少しずつ気付いていく。

実写版「陽だまりの彼女」

この小説は2013年に映画化されており、浩介役に松本潤、真緒役に上野樹里がキャストそして演じています。映画では小説に沿ってストーリー展開がされていますがラストシーンが異なるので小説を読んだ方でも楽しめると思います。実写でのシーンに使われた場所について下の記事に書いてあるので作品にもっと浸りたい方や小説を読みながら情景を浮かべたい人は見てみてください。

感想

注意:ここから先は若干のネタバレを含みます。

この小説は本当に序盤の恋をすることの楽しさやキュンとさせられる場面など読みながらニヤけてしまう場面が多くて読んでて恋したくなりました。。。

浩介視点でいかに真緒の仕草1つ1つが愛おしいのかが伝わってきて「日常の中に真緒が存在する」ことが浩介の人生を色付けているのかが伝わってきます。

真緒の過去に気付いてからの浩介の切なさも読んでいて回想のシーンが浮かぶからこそより深く伝わり浩介の感情とリンクして涙を流してしまいました。

自分は実写版のキャストを知った上で読んでいたのですが上野樹里のチョイスが的確すぎて感動しました。

文庫本のあらすじに書いてある「完全無欠の恋愛小説」という意味が最後まで読んで誇張した表現ではないと確信しました。

恋愛小説を読むことはあまりないのですがこれを機に少し読んでみようと思います。

コメント

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