MTTR(Mean Time To Repair)とは
MTTR(Mean Time To Repair)とは、システムや製品が故障してから正常な動作に復帰するまでにかかる時間の平均で平均修理時間と訳されます。
MTTRはソフトウェア品質特性の信頼性やRASISの可用性評価に使われる指標で、MTTRともう一つのMTBF(Mean Time Between Failure)を使って評価します。
MTTRは計算式として
MTTR = 故障している時間の合計 ÷ 故障した回数
を使って計算します。
例えば1年間に5回故障して、ユーザが30時間システムを使えないとすると
MTTR = 30時間 ÷ 5回
と計算してMTTRは6(時間/回)となります。
MTTRは短いほどシステムの復旧に時間がかからないため評価が高いと言えます。
MTTRを短くするためには
- システム故障時のマニュアル作成による迅速な対応
- システム故障理由を判明しやすくするためにログなどを常に取得する
- 替えの利く電子機器の予備を常に準備する
などの対応が考えられます。
コメント
[…] 稼働率の計算は信頼性の指標であるMTBFと後述の保守性の指標のMTTRによって計算ができます。 […]
[…] MTBFはソフトウェア品質特性の信頼性やRASISの可用性の評価で使われ、MTBFとMTTR(Mean Time To Repair)を使って評価します。 […]